品質管理
QUALITY
確立した品質管理体制が高度な技術を生む
イソガイでは、専任の分析スタッフが、最新鋭の検査・測定機器を駆使して、製品の抜き取り検査、各ラインの液濃度などを厳しくチェックしています。検査結果は即ラインにフィードバックされるシステムが整っていますから、万一の不良発生を未然に防ぐことができるのです。そしてこれらの蓄積された膨大なデータの解析と研究を重ね、新技術の開発に全力で取り組んでいます。
液管理
定量分析
めっき液濃度の測定
お客様のニーズに合っためっきを24時間処理する為には、様々な条件をコントロールしなければなりません。その中でも重要な要素である各工程の液濃度を、分析し管理する技術を持っています。
原子吸光光度計
金属濃度を瞬時に測定
Ni、Crなど、10種類以上の金属濃度を瞬時に測定。データをもとに、表面処理の条件管理で最も重要なめっき液などをppm単位でリアルタイムに管理します。
製品品質管理
塩水噴霧試験
耐食性(防サビ)検査
JIS規格に適合する方法で、塩水による製品の耐食性を検査。製品の品質を確認します。また、お客様のニーズに沿った表面処理方法、膜厚などの最適な設定を解析します。
デジタルマイクロスコープ観察
めっき表面の異物検査
加工素材の表面を観察するとき、大きな製品でも自由な角度から20~2,000倍の倍率で拡大することができます。更に元素分析が可能になり、含有元素名と割合、物質名が瞬時に分かります。
蛍光X線膜厚測定
要件を満たす製品かをチェック
ミクロン単位の膜厚測定と同時に合金めっきの金属比率を正確に測定。非破壊式のため製品を傷つけることなく、要求通りのめっき皮膜が得られているかを常時確認しています。
パーマスコープ
被膜厚検査
鉄、鋼材といった磁性素地上のクロムメッキや塗装のような非磁性皮膜の厚みを測定します。設計通りにめっき処理が行われているかを測定する大事な検査になります。測定範囲は0〜60μ程度の膜厚まで計測可能です
分析機・測定器リスト
名古屋工場〈メーカー名・型番〉 | 大口工場〈メーカー名・型番〉 | |
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蛍光X線膜厚測定器 | (株)フィッシャーインストルメンツ XDLM237 |
(株)日立ハイテクサイエンス SFT-9200 |
塩水噴霧試験機 | スガ試験機(株) STP-90V-5 | スガ試験機(株) SUGA ST-ISO-3 |
原子吸光光度計 | (株)島津製作所 AA-7000 | (株)島津製作所 AA-7000 |
分光光度計 | (株)島津製作所 島津分光光度計 UV-1200 GLP |
(株)共立理科学研究所 城東式簡易分析器Ⅲ |
ポータブル簡易全窒素・りん計 | 東亜ディーケー(株)TNP-10 | |
ハルセル試験機 | (株)山本鍍金試験機 10A-2 | (株)山本鍍金試験機 10A-2 |
パーマスコープ | Fischer DUALSCOPE MPOR | (株)フィッシャーインストルメンツ デルタスコープFMP30 |
デジタルマイクロスコープ |
KEYENCE VHX-8000 |
KEYENCE VHX-7000 |
電気乾燥機 | ヤマト科学(株) DKM600 | ヤマト科学(株) DK43 |
イソガイ品質方針
イソガイ株式会社は、表面処理加工を施すことにより、製品に耐久性を付加しお客様の要望に貢献します。「陣守多角」(イソガイ造語)を理念に、積み上げた技術を大切にしながら新しい技術を取り入れ、お客様の限りない要求に応え続けていきます。
- 顧客要求事項を把握し、これを満足する加工を提供し続けていきます。
- さらに顧客満足を高める為に、継続的改善を行い続けていきます。
- 品質方針をより具体的に行うために、品質目標を設定し活動していきます。
- この方針を全従業員に伝達し理解させ、全社で品質方針に取り組みます。
- 適切性維持のため、この方針を必要に応じて見直します。